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もっと知りたい上村松園
もっと知りたい上村松園
生涯と作品
加藤類子 著
定価
本体1,600円+税
刊行
2007年02月
ISBN
978-4-8087-0813-9 C0071
判型
B5判
ページ数
80ページ
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  • 内 容
  • 目 次

■美人画家として絶大な人気を誇る上村松園。松園の正確で強い線や、細部までおろそかにしない丁寧な彩色、美しい情趣の中にも深い内面性を感じさせる作品は今も私たちを引きつける。
■本書では、明治から昭和にかけて京都という土地柄を養分として、画道一筋に生きた画家の人生を、少女期から晩年まで作品とともに語る。美人画を描きたい一人の若い娘が、どのような試練を経て本格的な画家へと成長していったのか。正しいと思うときには妥協しない頑張りや、作品を通して堂々と自らを主張する態度、これらはどのような人生の中で育まれたのか。
■生涯を大きく7つの期に分けて解説し、古き良き京都の風土や、激動の時代を背景として、随所に、松園の人柄がしのばれる言葉、松園の芸術を創った母や師たち、厳しい絵の修業や制作にまつわるエピソードなどをおりまぜ、松園という人間の本質と、作品が持つ力の秘密に迫る。
■図版110点余収録。オールカラー。年表など詳しい資料も収録。

はじめに…ご近所の松園さん 京の育んだ画才
第一章 おいたち
葉茶屋の次女として生まれた松園
店先で絵を画く幼い少女を応援した文人さん・絵かきさん
【エピソード】 小町紅の店
【コラム】 松園ゆかりの地の現在
第二章 京都府画学校への入学
「つうさんの好きな道やもん」と、画学校への進学を応援してくれた母
画家松園が誕生するまで
【コラム】 明治時代の京都 新しい文化の摂取
【エピソード】 四季美人図-自分をモデルに
第三章 栖鳳塾へ
三人の師との出会い・別れ
京都画壇の改革期に遭遇しながら自らの画風を模索する
【コラム】 円山・四条派と松園の師
【コラム】 江戸末・明治の円山・四条派略系図
【エピソード】 青春の夢-<花ざかり> 銀牌受賞
【エピソード】 汚された顔-展覧会場での黒塗事件
第四章 初期文展での活躍
注目される作品を次々と発表するが、社会性を評価する風潮のなかで、
その画題はしばしば批判の対象となった
【コラム】 二人のしょうえん 池田蕉園
【コラム】 江戸寛永期の廓の景 彦根屏風
【コラム】 京町家、夏のしつらえ
【エピソード】 「蛍」のモチベーション
【エピソード】 画家のモデル-九条武子
【コラム】 東西美人画比べ 鏑木清方
【コラム】 謡曲を題材にした作品 金剛巌との交流
●特集「大正時代の美人画家 松園と同時代の画家たち」
第五章 帝展時代の松園
謡曲という新しい世界を見つけた松園
依頼画に忙殺されつつも、高い境地を目指す
【コラム】 漢学と唐美人
【コラム】 女性を画く想い 真・善・美の世界
【エピソード】 縮図帖
【コラム】 着物のこと
第六章 母の死
松園の芸術まで生んでくれた最愛の母
母への追慕が次々と名作を生んだ
【エピソード】 母を語る
【エピソード】 中国旅行のこと
【エピソード】 髷への興味-好きな髷のこと
【エピソード】 女性であればこそ画ける最高の女性美
【エピソード】 二十年の歳月をかけて完成された<雪月花>
第七章 円熟の境地、そして晩年
近代的な造形感覚を見せる晩年の諸作
奈良平城の唳禽荘でその生涯を閉じるまで
【エピソード】 文化勲章受章
【エピソード】 夕暮-徹夜続きの制作
【エピソード】 松園の友人
おわりに…松園芸術を創った人々

 
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