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もっと知りたいカラヴァッジョ
もっと知りたいカラヴァッジョ
生涯と作品
宮下規久朗 著
定価
本体1,800円+税
刊行
2009年12月
ISBN
978-4-8087-0870-2 C0071
判型
B5判
ページ数
96ページ
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  • 内 容
  • 目 次

フェルメールもレンブラントも、彼がいなければ存在しなかった?
劇的な明暗表現と革新的リアリズムによってバロック絵画の扉を開き、その後の巨匠たちに大きな影響を与えた革命児、カラヴァッジョ(1571-1610)の鮮烈な魅力を、血と犯罪に彩られた破滅的生涯とともにたどります。

◆「カラヴァッジョ・パラドックス」の魅力
傷害や乱闘に明け暮れついには殺人者となり、逃亡の途上で野垂れ死ぬという、美術史上最も俗悪と思われる「呪われた画家」でありながら、その手から生み出された宗教画は、どんな画家の作品にもまして深い聖性を宿し、奇蹟が眼前で起きているかのような感動を呼び起こしてくれます。
◆一度見たら忘れられない絵ばかり!
その徹底した写実主義は、時に生々しすぎる死や殺害の残虐な光景を描き出し、当時から物議を醸しました。宗教画以外にも、美少年をモデルにした群像や聖人像など、一度見たら忘れられない強烈なインパクトのある絵を多数掲載しています。
◆人間関係や社会状況がわかる多彩なコラム
カラヴァッジョが引き起こした事件をまとめた「トラブル録」や、彼を支えたパトロン、友人たちのエピソードなど、豊富なコラムでこの特異な画家の人間性と、当時のイタリア美術界の状況等をかいまみることができます。

はじめに◆時空を超えてもたらされる奇蹟体験
序章 天才を生んだ美術風土ーミラノ
第1章 才能の発芽ーローマ
宗教画へとつながる初期の風俗画
リュート弾きー少年像の頂点
〈カラヴァッジョもうひとつの見方〉空間や恩寵を表す背後に射す光/「突出効
果」が生み出す臨場感
初期の宗教画
迫真の描写力
[カラヴァッジョの生きた時代]
カトリック改革が支えた、ローマの美術の発展
第2章 栄光と放蕩の日々
鮮烈な公式デビュー 聖マタイ伝
奇蹟の近代的解釈
円熟期の傑作群
〈カラヴァッジョもうひとつの見方〉リアルな静物描写を味わう
強まるコントラスト
壮大なバロック絵画の確立
観客の目を意識したイリュージョン演出
抗争と殺人
第3章 逃亡の中で達した極みー南イタリア
広がる闇と粗いタッチーローマ近郊
画風に似た光と影の町ーナポリ
再起を期した騎士団入りーマルタ
生涯最大の作品
焦燥と絶望の中でーシチリア
最後の光芒ー再びナポリへ
死への船出
〈カラヴァッジョもうひとつの見方〉自画像の変遷ーカラヴァッジョ in カラヴァッジョ
終章 光と闇を継ぐ者ーカラヴァッジョの影響
おわりに◆狂気の疾風、カラヴァッジョ

[コラム]
カラヴァッジョはフレスコ画が描けなかった?/カラヴァッジョはデッサンを描
いたか?/「死」にこだわり続けた画家/最多登場の聖人、聖フランチェスコ/
「マタイの召命」というテーマ/本当の刺客は誰か?/食物のシンボリズム/巨
匠たちが模写した名画/運命を左右する、フランス派vsスペイン派/対イスラム
の雄、マルタ騎士団/映画の中のカラヴァッジョ
[トラブル録]
警察記録に頻出する画家/バリオーネ裁判/ロエロ襲撃と騎士号剥奪/シチリア
での奇行
[画家を取り巻く人々]
コスタンツァ・コロンナ/シモーネ・ペテルツァーノ/カヴァリエール・ダル
ピーノ/フランチェスコ・デル・モンテ枢機卿/プロスペロ・オルシ/マリオ・
ミンニーティ/アンニーバレ・カラッチ/ヴィンチェンツォ・ジュスティニアー
ニ/チリアコ・マッテイ/ジャンバッティスタ・マリーノ/オノリオ・ロンギ/
シピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿/バッティステッロ・カラッチョロ
[メモ]
革新的な主題/イタリアの静物画/チェンチ事件/礼拝堂
[失われた名画]
《フィリデの肖像》/《聖マタイと天使》第1作/《マグダラのマリアの法悦》ロンギのプロトタイプ/《生誕》/《キリストの復活》

 
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