
■幻想美術は、時代や国に関係なく存在し、常識や理性にとらわれない自由かつ柔軟な感性と、豊かな想像力のもとに描かれてきた。本書は、心眼に見える世界にこだわった15世紀の中世美術から、20世紀における幻想美術の宝庫ともいうべきシュルレアリスムまで、62人の画家の作品を時代順に掲載し、「現実にないものを内なる眼で見て、思い浮かべる人間の想像力」つまり「幻想」から生まれた美術の魅力を紹介する。
■日本で初めて紹介する美しい幻想絵画を数多く掲載し、その作品の鑑賞のポイント・テーマ・画家の特徴・絵にまつわる興味深いコラムを見開き2頁の中で解説した。
■本書は、2004年11月刊の『すぐわかる画家別幻想美術の見かた』に巻頭18ページ「幻想美術とは」を増補し、改訂しました。
幻想美術とは
第一章 近代以前の幻想絵画〜ルネサンスからロマン主義へ〜
ヒエロニムス・ボス
アルブレヒト・デューラー
マティアス・グリューネヴァルト
ジュゼッペ・アルチンボルド
ヨハン・ハインリヒ・フュースリ
ウィリアム・ブレイク
フィリップ・オットー・ルンゲ
ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル
トマス・コール
第二章 ラファエル前派とその周辺の画家たち〜ヴィクトリア朝の愛の夢〜
イーヴリン・ド・モーガン
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ
ジョン・エヴァレット・ミレイ
エドワード・バーン=ジョーンズ
ジョージ・フレデリック・ワッツ
ジョン・マーティン
アンスター・フィッツジェラルド
リチャード・ダッド
第三章 フランス象徴主義の三大画家〜モロー、シャヴァンヌ、ルドン〜
ギュスターヴ・モロー
ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ
オディロン・ルドン
第四章 世紀末の夢と幻想〜象徴主義とその周辺〜
ジャン・デルヴィル
ルイ・ジャンモ
ポール・ゴーガン
カルロス・シュワーベ
ギュスターヴ=アドルフ・モッサ
アントワーヌ・ヴィールツ
ジェームズ・アンソール
フェルナン・クノップフ
レオン・フレデリック
ヤン・トーロップ
ウォルター・クレイン
ロバート・ヒューズ
エドワルド・ムンク
アーノルド・ベックリン
フェルディナント・ホドラー
ジョヴァンニ・セガンティーニ
フランツ・フォン・シュトゥック
フーゴー・ヘップナー
ハインリッヒ・フォーゲラー
グスタフ・クリムト
エゴン・シーレ
フランティシェク・クプカ
ガエターノ・プレヴィアーティ
イリヤ・レーピン
エリュー・ヴェッダー
第五章 近代版画に花開く幻想世界〜小さな紙面に展開する自由な発想と奔放な想像力〜
オーブリー・ビアズリー
グランヴィル
ロドルフ・ブレスダン
ギュスター・ヴ・ドレ
ウジェーヌ・グラッセ
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
アルフレート・クビーン
第六章 20世紀の幻想絵画〜ルソーからシュルレアリスムへ〜
アンドレ・ボーシャン
アンリ・ルソー
マルク・シャガール
ジョルジオ・デ・キリコ
ヴァルター・シュピース
サルバドール・ダリ
イヴ・タンギー
ジョアン・ミロ
マックス・エルンスト
ルネ・マグリット