モネ作品集

安井裕雄 著

価格
3,300円(税込)
刊行
2019年03月
ISBN
9784808711276
Cコード
0071
判型
A4
ページ数
192

内容



印象派の名前の由来となった歴史的作品「印象、日の出」から、名作「サン・ラザール駅」、最も知られる代表作のひとつ「散歩、日傘をさす女性」、目に触れることの少ないモネの静物画や夜景、そして連作「ポプラ並木」「積み藁」「ルーアン大聖堂」、晩年の代表作「睡蓮」まで、印象派を代表する光の画家クロード・モネの多彩な作品を、画家の生涯を追いながら、わかりやすく解説する。

目次

はじめに 世界を魅了し続ける画家、モネ
モネの人生と芸術
水辺の画家 セーヌ河の光を描く
近代生活 パリと印象派
印象派展のモネ ー出品作品一覧ー
モネの家族
描かれたモネ
モネと装飾画
身近な風景、旅の風景
モネのフランス ー絵葉書と絵画ー
モネの旅
静物画
連作 水と光、空気の変奏曲
モネの美術品コレクション
ジヴェルニー 豊かな水と多彩な景色の宝庫
1909年「睡蓮 水の風景連作」展
ジヴェルニーの庭
大装飾画のプロジェクト
そのままのモネ ージヴェルニー付近のリメツの草原ー
おわりに 21世紀のアーティスト、モネ  ー画商=批評家システムを超えてー
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作品索引

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著者プロフィール

安井裕雄 著

1969年生まれ。財団法人ひろしま美術館学芸員、岩手県立美術館専門学芸員を経て、現在、三菱一号館美術館上席学芸員。専門はフランス近代美術。主な担当展覧会に「モネ―睡蓮の世界」(共同監修、2001)、「シャルダン―静寂の巨匠」(2012)、「ルドン―秘密の花園」(2018)、「全員巨匠!―フィリップス・コレクション展」(2018)、「1894 Visions ルドン・ロートレック展」(2020)など多数。「ルドン―秘密の花園」では第13回西洋美術振興財団賞「学術賞」を受賞した。主な著書に『もっと知りたいモネ―生涯と作品』『モネ作品集』(東京美術)、『ルノワールの犬と猫―印象派の動物たち』(講談社)、『図説 モネ「睡蓮」の世界』(創元社)、共著に『モネ入門―「睡蓮」を読み解く六つの話』(地中美術館)、『地中美術館』(公益財団法人福武財団)がある。