すぐわかる作家別ルネサンスの美術

塚本 博 著

価格
2,200円(税込)
刊行
2006年01月
ISBN
9784808707965
Cコード
0071
判型
A5
ページ数
144

内容

■ヨーロッパ文化が花開いた華麗な時代の絵画・彫刻・建築の至宝を満載した入門書。作家ひとりにつき一見開きの形でカラーをふんだんに使って紹介する。地図・年表なども充実。
■ほぼ年代順・地域別に整理されているので、初期ルネサンスから盛期を経て、マニエリスム、バロックへと変遷していく様相を知ることができる。地域的にも、イタリアからドイツやネーデルラントなど北方ルネサンス美術までを網羅し、この一冊だけで、ルネサンスの大きな潮流の全貌を容易に把握することができる。
■フィレンツェやヴェネチアなど芸術都市の見どころも、歴史・文化を交えて紹介し、芸術を訪ねる旅のガイドとしても役立つ。

目次

ルネサンスとは
初期イタリア・ルネサンスの流れ
チマブーエ 「荘厳の聖母」
ジォット・ディ・ボンドーネ 「黄金門の出会い」
ロレンツォ・ギベルティ 「イサクの犠牲」
ィリッポ・ブルネレスキ 「サンタ・マリア・デル・フォーレ大聖堂」
ドナテッロ 「ダヴィデ」
マザッチオ 「貢の銭」
パオロ・ウッチェロ 「ジョン・ホークウッド騎馬像」
アンドレア・デル・カスターニョ 「最後の晩餐」
ピエロ・デッラ・フランチェスカ 「聖木を礼拝するシバの女王」「ソロモン王とシバの女王の会見」
フラ・アンジェリコ 「受胎告知」
フィリッポ・リッピ 「聖母子とマリア誕生の物語」
サンドロ・ボッティチェリ 「プリマヴェーラ」
ドメニコ・ギルランダイオ 「ジョヴァンナ・トルナブオーニの肖像」
アンドレア・マンテーニャ 「カメラ・デリ・スポージ天井画」
ジョヴァンニ・ベッリーニ 「ピエタ」
アントネッロ・ダ・メッシーナ 「受胎告知の聖母マリア」
カルロ・クリヴェッリ 「マグダラのマリア」
盛期イタリア・ルネサンスの流れ
ドナート・ブラマンテ 「テンピエット」
アンドレア・デル・ヴェロッキオ 「キリストの洗礼」
レオナルド・ダ・ヴィンチ 「聖アンナと聖母子」
ミケランジェロ・プロナローティ 「ダヴィデ」
ラファエロ・サンツィオ 「アテネの学堂」
ジョルジョーネ 「嵐」
ティツィアーノ・ヴェチェリオ 「聖母被昇天」
ヴィットーレ・カルパッチョ 「悪魔にとり憑かれた男を治癒するグラドの総主教」
アンドレア・パラディオ 「イル・レデントーレ聖堂」
ティントレット 「スザンナの水浴」
パオロ・ヴェロネーゼ 「カナの婚宴」
北方ルネサンスの流れ
ヤン・ファン・エイク 「ゲントの祭壇画」
ロヒール・ファン・デル・ウェイデン 「キリストの降誕」
ヒエロニムス・ボス 「聖アントニウスの誘惑」
アルブレヒト・デューラー 「ロザリオの祝祭」
マティアス・グリューネヴァルト 「イーゼンハイム祭壇画」
ルーカス・クラナハ 「ヴィーナス」
ハンス・ホルバイン 「大使たち」
マニエリスムの流れ
ポントルモ 「十字架降下」
パルミジャニーノ 「凸面鏡の自画像」
ヴェンヴェヌート・チェリーニ 「アンドロメダを救出するペルセウス」
ブロンズィーノ 「愛の寓意」
ピーテル・ブリューゲル 「雪中の狩人」
ジュゼッペ・アルチンボルド 「水」
エル・グレコ 「キリストの復活」
コラム ルネサンス美術散歩
ウルビーノ…大巨匠も輩出した宮廷文化都市
フィレンツェ…ルネサンス美術を見るならまずはこの街へ
フェラーラ…異色の画家が集まった謎の都市
ヴィネツィア…盛期ルネサンスを支えた水上都市
ブリュージュ…古都でフランドル芸術を思い出す
フランドル…北と南のルネサンスが出会う瞬間を追う
フォンテーヌブロー…イタリア産フランス美術フォンテーヌブロー派
ローマ…2500年もの歴史をはぐくむ永遠の都
ルネサンス用語集
掲載作品の所蔵場所一覧
年表

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著者プロフィール

塚本 博 著