すぐわかる画家別印象派絵画の見かた

島田 紀夫 監修/賀川 恭子 , 坂上 桂子 , 新畑 泰秀 , 六人部 昭典 著

定価
本体2,000円+税
刊行
2007年01月
ISBN
9784808708115
Cコード
0071
判型
A5
ページ数
144
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内容

■19世紀後半、全8回にわたってパリで開催された画期的なグループ展に参加した画家を中心に18人を選び、各人のプロフィールを紹介するとともに、印象派の美術運動と相互交流の中でどのような活躍をしたのかを、画家別に解説した初めての入門書。
■あわせて印象派の活動をとりまく社会や時代背景を取り上げる。戦乱・革命に揺れるフランス、急速な都市化にともなう生活の変化、相互に刺激し合った同時代の文学や音楽などとの関わり、江戸時代から大正の各時代にわたる日本と印象派の関係など、印象派を理解する上で欠かせない様々なことがらを取り上げる。

目次

はじめに─印象派とは何か
本書に登場する画家とその特色
Part1  印象派を生み出した画家とその周辺
エドゥアール・マネ:印象派展に一度も参加しなかった、革新的な伝統主義者
【画家のステージ】サロン
【印象派の舞台裏】出会いから生まれた印象派
フレデリック・バジール:友人たちを経済的に支えて、印象派誕生前に戦死した画家
カミーユ・ピサロ:八回の印象派展すべてに参加した印象派の父親のような存在
【画家のステージ】第一回印象派展
【印象派の舞台裏】大都市改造と戦乱
エドガー・ドガ:都市生活者の一瞬の動きをさまざまな技法で追求した挑戦者
【画家のステージ】第二回印象派展
アルフレッド・シスレー:自然を愛して、典型的な印象派であり続けた風景画家
【印象派の舞台裏】印象派の技法と画材の発達
ピエール=オーギュスト・ルノワール:喜びにあふれる人びとの姿を明るい色彩で描きとめた風俗画家
【画家のステージ】第三回印象派展
クロード・モネ:刻一刻と変わる光を描きとめることに挑戦し続けた印象派の代表的な存在
【画家のステージ】第四回印象派展
【印象派の舞台裏】近代市民社会の象徴である娯楽と余暇
ジャン=バティスト・アルマン・ギヨマン:印象派とのちの世代との架け橋になった独学の色彩画家
ベルト・モリゾ:家族に支えられて、印象派の画家として生き抜いた女性画家
【画家のステージ】第五回印象派展
【印象派の舞台裏】台頭する女性画家たち
メアリー・カサット:ダガに導かれて印象派展に参加した唯一のアメリカ人画家
ジャン=フランソワ・ラファエリ:写実的な手法で労働者を描いた印象派の群小画家のひとり
ギュスターヴ・カイユボット:印象派の仲間たちを支援したパトロンで、裕福な都市生活者
【画家のステージ】第六回印象派展
【印象派のゆくえ】印象派は日本にどのように受け入れられたのか
Part2   印象派をさらに飛躍させた画家たち
ポール・ゴーガン:印象派の画家として出発し、次の世代を担った色彩画家
【画家のステージ】第七回印象派展
オディロン・ルドン:最後の印象派展に参加した遅れてきた新人で、のちの象徴主義の画家
ジョルジュ・スーラ:点描技法を確立し、志なかばで夭折した新印象派の画家
【画家のステージ】第八回印象派展
ポール・セザンヌ:南フランスを主な制作の場として、自然の本質を探究し続けた画家
【画家のステージ】セザンヌの初個展
【印象派の舞台裏】印象派絵画の値段の変遷
ヴィンセント・ファン・ゴッホ:印象派と浮世絵の技法を取り入れ、独特の色彩を生み出した孤高の画家
【画家のステージ】ル・タンブランの浮世絵展
【印象派の舞台裏】日本美術への関心の高まり
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック:都市の歓楽街を描き続けた、貴族出身のボヘミアン画家
【印象派の舞台裏】「印象派」と関連した文学と音楽
【印象派のゆくえ】晩年の印象派画家たち─ルノワール、モネ
印象派時代関連年表
印象派関連の人名・用語解説
日本国内に所蔵されている主な印象派作品

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著者プロフィール

島田 紀夫 監修