すぐわかる茶の湯の名品茶碗
- 価格
- 2,200円(税込)
- 刊行
- 2006年11月
- ISBN
- 9784808708122
- Cコード
- 0072
- 判型
- A5
- ページ数
- 144
内容
■茶の湯の茶碗の中でもこれだけは知っておきたい、とびきりの名碗を、茶の湯の歴史に沿って見かたを含め紹介。78点の名碗を通して、茶の湯の歴史はもちろん、美意識の形成・変遷がわかるように構成した。
■茶碗に込められたメッセージを読み、現代の視点で茶碗を見ると何がわかるか。また、実際に名品茶碗に茶をたて、茶映りはどうか確かめる。現代の名工にも取材するなど、新たな試みで茶碗がもつ豊かな世界に迫ってみた。
■本書は2004年刊行の『すぐわかる名品茶碗の見かた』を増補(「畠山即翁の茶事にみる茶碗の取り合わせ」)し、改題したものである。
目次
第1章 唐物―茶人の美意識(天目―中国の陶工がつくりあげた名茶碗)
第2章 桃山―創作への転換(長次郎―寂びたる利休美学の結晶;美濃―創造力の爆発 ほか)
第3章 江戸―優美な味わいを求めて(萩・薩摩―朝鮮渡来の陶工により創始されたやきもの;楽代々―長次郎を継ぐ茶碗 ほか)
第4章 茶人と茶碗―個性が選ぶ楽しい茶碗(小林一三―逸翁と号した数寄風流の茶人;川喜田半泥子―自由闊達な作陶に耽る ほか)