もっと知りたいウィリアム・モリスとアーツ&クラフツ

藤田 治彦 著

価格
1,760円(税込)
刊行
2009年01月
ISBN
9784808708559
Cコード
0072
判型
B5
ページ数
80

内容

生活と芸術の調和をめざした
先駆者たちの、
美しき夢の軌跡を追う
19世紀、産業革命まっただ中のイギリスにおいて、機械による大量生産ではなく、手仕事の魅力を訴え、装飾芸術の新たな地平を拓いた「近代デザインの創始者」モリスとその仲間たちによる美しいデザインを中心に、彼らの理念を受け継いだ芸術運動「アーツ&クラフツ」の世界的な広がりまでを追った、盛りだくさんの内容です。
◆幅広いジャンルを網羅。
 壁紙、テキスタイルはもとより、絵画、ステンドグラス、家具やタイル、本の装幀など、モリスらの幅広い活躍を豊富な図版で紹介。作品のどれをとっても、彼らの「もの」づくりへの徹底したこだわりがうかがえます。
◆巨人モリスの全体像が浮かび上がる。
 妻ジェインをめぐる画家ロセッティとの三角関係の苦悩や、詩人・文学者・思想家としての精力的な活動、社会的関心、自然や伝統芸術への共感など、モリスの全体像を知るコラムを随所に盛り込み、深みと奥行きのあるデザインが生まれた背景に迫りました。
◆19世紀以降の芸術運動の流れがわかる。
 モリスの思想と活動に導かれて始まった芸術運動が、アーツ&クラフツ運動を経て、以降の革新的芸術運動にどのような影響を及ぼしたか、著者独自の視点で解説。近代美術史の流れが一望できます。

目次

はじめに 民衆の芸術を追究し芸術の新たな地平を開拓したモリス
第1章 若きモリスとアーツ&クラフツ前史─良き仲間たちとの出会い
特集▼ラファエル前派と後継者たち
第2章 生活に美と創造の喜びを─商会設立から改組まで
特集▼V&Aとモリス関連コレクション
第3章 理想の社会をめざして─環境保護運動への展開と社会主義
特集▼モリスとテムズ川
第4章 十人分を生きた晩年─アーツ&クラフツとケルムスコット・プレス
第5章 アーツ&クラフツ運動の広がり─ロンドン発の穏やかな世界革命とその理念
おわりに アーツ&クラフツ運動の歴史的位置づけ
エピソード
 十代のモリス、ロンドン万博に反発
 若きモリス、ご執心の一枚
 反アカデミー派の隠れた拠点、レッド・ライオン・スクエア
 ジェインとの出会いと結婚
 ロセッティとモリス
 盟友ウェッブが設計した“永遠の家”に眠る
コラム
 ウォーター・ハウス
 ジョン・ラスキン
 伝説の英雄アーサー王を描く
 ステンドグラスにみるアート・ディレクターとしてのモリス
 染色実験を重ねて
 文学者・詩人としてのモリス
 モリスのデザイン・ソース
 古建築物保護協会
 ハマスミス・カーペット(ラグ)
 活字のデザイン
 「理想の書物」とは
おわりに アーツ&クラフツ運動の歴史的位置づけ
モリスとアーツ&クラフツ作品のおもな所蔵施設

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著者プロフィール