日本のやきもの鑑定入門
- 価格
- 2,200円(税込)
- 刊行
- 2010年08月
- ISBN
- 9784808708801
- Cコード
- 0072
- 判型
- B5
- ページ数
- 112
内容
●やきものの「時代はいつ」「本物か」「買う価値があるか」と迷った時に役立つ。
●中・近世を中心に、やきものの見どころ・勘どころを解説。
●知っておくべき基礎知識が網羅させており、カラー図版も豊富で、鑑定だけでなく鑑賞にも大変便利。
目次
はじめに
序章 やきもの鑑定の基礎知識
土器/三彩/黒釉陶器/青磁/白磁/染付/色絵
第一章 六古窯
六古窯の壺/時代による六古窯の展開/別格の瀬戸焼
備前の茶道具/信楽・丹波の茶道具/伊賀の茶道具
●鑑定入門〈その一〉 古備前─窯変による景色の違い
●鑑定入門〈その二〉 古瀬戸─釉薬でわかる時代
コラム(1) 須恵器窯から猿投窯へ
コラム(2) 須恵器窯から珠洲焼・備前焼へ
第二章 近世の陶磁器
楽焼/美濃焼(瀬戸黒・黒織部・黄瀬戸・志野・織部)/
唐津焼(高麗茶碗と奥高麗・瀬戸唐津・絵唐津)/朝鮮唐津の広がり/薩摩焼/
京焼(野々村仁清・尾形乾山・古清水・江戸後期を飾る四人)/
伊万里焼(初期伊万里・輸出伊万里・柿右衛門様式・古九谷様式)/
金襴手/鍋島焼
●鑑定入門〈その三〉 楽焼の見方─道入と光悦
●鑑定入門〈その四〉 美濃焼─志野の高台を見る
●鑑定入門〈その五〉 美濃焼─黄瀬戸と織部
●鑑定入門〈その六〉 唐津焼と高取焼─叩き技法
●鑑定入門〈その七〉 萩焼─茶碗の形
●鑑定入門〈その八〉 仁清─銘を見る
●鑑定入門〈その九〉 乾山─銘と箱書
コラム(3) キズの修理
コラム(4) ヨーロッパ人が好んだユニークな金襴手
コラム(5) ヨーロッパが写した柿右衛門様式
コラム(6) 景徳鎮が写した伊万里金襴手
やきものギャラリー〈その一〉 幕末染付
第三章 明治─現代の作家
明治-昭和(技巧美の展開)/大正-昭和(民藝の展開)/昭和(伝統工芸の展開)/
昭和後期-現代(前衛陶芸の展開)
●鑑定入門〈その十〉 魯山人─箱書と銘
●鑑定入門〈その十一〉 箱書の重要性
やきものギャラリー〈その二〉 人気の器─印判手─
やきものギャラリー〈その三〉 人気の器─蕎麦猪口─
おわりに