ルノワールと彼の絵のモデルとなった友人たちとの、甘やかで切ないエピソードを、オムニバス映画を見るように、7点の絵と文章で構成しました。
亡き妻アリーヌ、ユトリロの母となる美しきヴァラドン、印象派の女性画家モリゾの娘ジュリー…。彼らは絵のモデルとなり、心に残るエピソードと共に、ルノワールの絵のなかで生き続けています。
ルノワールが描いた人物、風景、さらには片隅に描かれた小さな物まで拡大することで、絵画に秘められたエピソードを浮かび上がらせ、新たな発見ができる一冊です。

ムーラン・ド・ラ・ガレット
シャルバンティエ夫人と子どもたち
ブージヴァルのダンス
アントニー小母さんの旅篭屋
舟遊びの昼食
ピアノを弾く少女たち
レースの帽子の少女