すぐわかる日本の書 改訂版

飛鳥時代~昭和初期の名筆

可成屋 編

定価
本体2,000円+税
刊行
2010年04月
ISBN
9784808708832
Cコード
0076
判型
A5
ページ数
160
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内容

■聖徳太子から比田井天来まで、日本の代表的な名筆55点を厳選してラインナップ。墨の濃淡・線の強弱・文字と余白とのバランス等、作品のどこが魅力なのかを美しいカラー図版で具体的にわかりやすく解説した、書に親しむための鑑賞入門。
■かな・江戸時代の唐様なども充実しているので、書道を愛好し臨書をより楽しみたい方にも最適。
■内容=聖武天皇/空海はじめ三筆/小野道風はじめ三蹟/西行/定家/日蓮/一休/尊円親王/千利休/細川ガラシャ/本阿弥光悦/松花堂昭乗/松尾芭蕉/池 大雅/白隠/良寛/西郷隆盛/夏目漱石/小野鷲堂ら能筆の書のほか、経巻や秋萩帖/継色紙はじめ三色紙/高野切/本阿弥切などの古筆も収載。
■本書は2002年12月に刊行した『すぐわかる日本の書』に「概説 日本書史」と「書を見るポイント」を増補し、改訂いたしました。

目次

日本で使われている文字
書の重要キーワード
てのひらに文字をなぞる─究極の書の味わい方
漢字の五体とは─日本の書の二大潮流
早わかり 面白 日本の書
概説 日本書史──独自の用筆と表現
●書を見るポイント
1 日本の書は「筆が傾く」──和様書の誕生
2 「唐様」もすべて「和様」──日本的美意識の表出
3 レタリングの祖・空海──文字デザインの展開
4 装飾美と文字遊び──生活に根ざした書
5 明治、書家が生まれた──書芸術の始まり
落款と落款印

第一章  日本の書の黎明期─文字の伝来から日本独自の書風の萌芽まで
【一目でわかる書道史】飛鳥-平安初期
聖徳太子「法華義疏」
聖武天皇「雑集」
光明皇后「楽毅論」
紫紙金字金光明最勝王経
空海「風信帖」
嵯峨天皇「光定戒牒」
橘逸勢「伊都内親王願文」
【コラム】文字は刻ることから始まった─日本の金石文

第二章  和様書の完成と仮名の展開─日本独自の書風の確立とその多様な展開
【一目でわかる書道史】平安中・後期
小野道風「智証大師諡号勅書」
藤原佐理「離洛帖」
藤原行成「白氏詩巻」
稿本北山抄紙背仮名消息
秋萩帖
継色紙
寸松庵色紙
升色紙
高野切〈第三種〉
関戸本古今集
本阿弥切
藤原定実「元永本古今集」
法華経安楽行品巻第十四〈久能寺経〉
藤原俊成「日野切」
西行「中務集」
藤原定家「明月記」
【コラム】日本語を表すための苦闘─仮名の誕生と展開

第三章  流派書道と墨跡の展開─和様書の類型化と宋・元新書風の流入
【一目でわかる書道史】鎌倉中期-室町中期
道元「普勧坐禅儀」
親鸞「教行信証」
日蓮「立正安国論」
大燈国師「看読真詮榜」
徹翁義亨「虎林字号」
一休宗純「偈頌」
伏見天皇「広沢切」
尊円親王「結夏衆僧名」
足利尊氏「書状」
飯尾宗祇「書状」
【コラム】「名人の書」の真実に迫る─伝称筆者とは何か

第四章  個性あふれる書の展開─書の担い手の多様化と表現の広がり
【一目でわかる書道史】室町後期-江戸初期
後奈良天皇「和歌懐紙」
千利休「書状」
織田信長「感状」
細川ガラシャ「書状」
近衛信尹「源氏物語抄」
本阿弥光悦「蓮下絵和歌巻」
松花堂昭乗「三十六歌仙色紙帖」
沢庵宗彭「秀嶽」
【コラム】美しい文字を書くのが仕事の人々─武将の書と右筆

第五章  唐様と和様の二極分化─江戸時代の二大潮流と現代書道への胎動
【一目でわかる書道史】江戸中期-昭和初期
松尾芭蕉「短冊」
近衛家熙「和歌懐紙」
池大雅「唐詩五言絶句」
独立性易「遺偈」
白隠慧鶴「庵字」
良寛「維馨尼宛書状」
亀田鵬斎「漢詩屏風」
貫名海屋「七言絶句」
西郷隆盛「敬天愛人」
日下部鳴鶴「論書詩屏風」
夏目漱石「漢詩軸」
小野鵞堂「自詠歌」
河東碧梧桐「羅馬雑詠」
比田井天来「詩書屏風」
用語解説
人名・作品名索引

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可成屋 編