レオナール・フジタ
私のパリ、私のアトリエ
- 価格
- 2,310円(税込)
- 刊行
- 2011年03月
- ISBN
- 9784808709297
- Cコード
- 0071
- 判型
- A4
- ページ数
- 110
内容
■初公開を含め多彩な内容
1920年代の絵画をはじめ、挿絵本や版画、職人に扮した子どもをユーモラスに描いた晩年のタイル画の連作など、初公開作品11点を含む約80点を収録しています。パリへの想いや職人気質が伝わる挿絵本や木工などの手仕事も紹介。
■最新の光学調査で謎解き
繊細な墨の描線と、「乳白色の下地」と呼ばれるフジタ独自の絵画下地の秘密は、近年の調査で解き明かされつつあります。本書では最新研究により新たに判明した「もうひとつの白」の秘密に迫ります。
■土門拳の写真が語る真実
「黒」そして「ぼかし」もフジタ作品の魅力です。最近、偶然、土門拳の写真からその技法の秘密が明らかになりました。本書では土門により記録されたアトリエの写真から、フジタ独自の技法を考察します。
■本書は展覧会「レオナール・フジタ─私のパリ、私のアトリエ」(2011年3月19日-9月4日)の図録の一般書籍版です。
●ポーラ美術館の情報はこちらをご覧ください。
ポーラ美術館サイト http://www.polamuseum.or.jp/
目次
レオナール・フジタ、「素晴らしき乳白色」のゆくえ
カタログ|Catalogue
1 モンパルナスのフジタ─『素晴らしき乳白色』の誕生
Foujita in Montparnasse:the emergence of ‘splendid milky-white’
2 アトリエのフジタ─空想への旅
Foujita’s Atelier:journey of the imagination
3 小さな職人たち─パリへの讃歌
Little Artisans:homage to Paris
技法の謎を解く鍵─フジタの「乳白色」をめぐって
主要参考文献|Selected Bibliography
作品リスト|List of Works