もっと知りたいセザンヌ

永井 隆則 著

価格
1,980円(税込)
刊行
2012年03月
ISBN
9784808709457
Cコード
0071
判型
B5
ページ数
80

内容

□南フランスの古都エクス=アン=プロヴァンスに生まれ同地で没したセザンヌは、今日に至るまで多くの芸術家の手本となり、「近代絵画の父」として美術史上もっとも注目される画家のひとりである。本書はその67年の生涯を辿り、意外と知られていない横顔や制作の秘密を解き明かすことで、他の画家と異なる特質や、作品が現代でも私たちの心を打つ理由を探る。

目次

「感覚の実現」に生涯をかけた、近代絵画の父
序章 セザンヌの生きた時代―エクス=アン=プロヴァンス、そしてパリ―

1章─夢想家の誕生―誕生からエクスの青春時代― 1839-1860年(0-21歳)
<特集>もっと知りたい1:セザンヌ家の人々

2章─絵画に夢を託して―野心と落胆― 1861-1871年(22-32歳)
<特集>もっと知りたい2:アカデミー・スイスと同時代の仲間たち
<傑作クローズアップ1>《黒い置き時計》

3章─印象主義との出会いと別れ─自然への接近 1872-1878年(33-39歳)
<特集>もっと知りたい3:ピサロとセザンヌ
<傑作クローズアップ2>《首吊りの家》
<特集>もっと知りたい4:セザンヌの描いた女性たち

4章─絵画における真実の追究―感覚の実現へ― 1879-1895(40-56歳)
<傑作クローズアップ3>《マンシーの橋》
<特集>もっと知りたい5:セザンヌが尊敬した芸術家
<特集>もっと知りたい6:セザンヌのコレクター―画家に愛された画家―

5章─前人未踏の境地―「約束の地」へ向けて― 1896-1906(57-67歳)
<傑作クローズアップ4>「サント=ヴィクトワール山」
<傑作クローズアップ5>《レ・トロワ・ソッテの橋》

終章─近代絵画の父、セザンヌ像の形成─没後の受容

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