もっと知りたい菱田春草

尾崎 正明 監修/鶴見 香織 著

価格
1,980円(税込)
刊行
2013年06月
ISBN
9784808709570
Cコード
0071
判型
B5
ページ数
80

内容

□明治時代、日本画の革新をめざし岡倉天心のもと、横山大観・下村観山とともに斬新な技法を駆使し取り組むが、36歳で死去。
□天性の色彩感覚・新しい表現法・精神性溢れる表現は同時代の画家の中で突出していた。平山郁夫は「天心のこころを絵で具現化した天才」と言い、大観は晩年、大家とほめられると「春草のほうが、ずっと上手い」と言ったという。画家が認める春草の、生彩豊かな、洋画・日本画の枠を超えた魅力を解明。

目次

はじめに  菱田春草─近代日本画の革新に、もっとも重要な役割を果たして駆け抜けた画家

序章  明治前期の日本画壇─春草以前の日本画の状況
狩野芳崖《仁王促鬼》
橋本雅邦《白雲紅樹》
アーネスト・フェノロサ

第1章  おいたち・少年時代
飯田学校
春草の育った飯田の街
菱田家略系図と春草の兄弟姉妹

第2章  東京美術学校時代と画壇への登場
東京美術学校のカリキュラム
当時の教授陣
指導者、岡倉覚三(天心)
新案・意匠研究会・遂初会
【特集】 古画の模写
生涯の友、横山大観
画壇への登場
「春草」までの画号
日本絵画協会
線についての論戦

第3章  日本美術院時代─新しい日本画を求めて
東京美術学校事件
〈絵になる〉型の切り崩し
明暗と濃淡
【特集】 没線描法(朦朧体)─新しい試み
横山大観の回想
画題の研究(1)
画題の研究(2)
春草、大観の資金集め

第4章  外遊、そして五浦への時代
真真会
【特集】 インドでの作品
春草、大観のインド行
インドでの展覧会
【特集】 アメリカ・ヨーロッパでの展覧会
展覧会の反響
点景の鳥
ヘンリー・グレーブス社の展覧会
五浦へ─日本美術院の移転
五浦の五人
斎藤隆三
文部省美術展覧会(文展)
水の描き方の変化はいつ?

第5章 代々木時代─新しい日本画の誕生
春草会
名作《落葉》の誕生
代々木の森
《落葉》描かれた順序
パトロン秋元洒汀と細川護立
《四季山水》はいつ描かれたか
巽画会
未完の屏風《雨中美人》
【特集】 春草と琳派
黒猫(春草と観山)
おわりに  短い生涯で拓いた、日本画のはるかな可能性

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著者プロフィール

尾崎 正明 監修