円空と木喰 微笑みの仏たち

小島梯次 監修・著

価格
2,860円(税込)
刊行
2015年03月
ISBN
9784808710354
Cコード
0071
判型
B5
ページ数
168

内容

江戸期、各地を遍歴し仏像を作り続けた遊行僧、円空と木喰。個性の違いはあれ、二人のつくった仏像は、彼らが人々に向けたまなざし同様、慈愛に満ちてやさしい。傑作約300点を厳選紹介し、庶民信仰の様相にまで迫った写真集。

目次

はじめに
序 二人の造仏聖 
庶民が信じる神と仏 
本願としての神仏造像 
作像も開眼も一人で 
第一部 円空──木端にまでも仏の慈悲を 
仏の功徳を国中に 
誕生 
開眼 
展開 
コラム 円空の歌 

第二部 木喰──満面の笑みにあふれる慈愛 
二千体造像への旅 
誕生 
開眼
展開 
コラム 木喰の歌

特集 円空と木喰の絵 
終わりに 庶民信仰に息づく仏たち 
(あとがき) 感動をもたらす「微笑み」 

巻末資料
円空年譜/木喰年譜 
円空仏のおもな所在地 
木喰仏のおもな所在地 
索引

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著者プロフィール

小島梯次 監修・著

円空学会理事長、全国木喰研究会顧問。大学時代に円空仏と出会って以来、50年以上にわたり各地に残る円空仏・木喰仏を訪ね歩き調査研究を続けている。その魅力を広く伝えるために講習会などにも継続して携わり、展覧会の監修も手がける(直近ではあべのハルカスで2024年3〜4月開催の円空展など)。著書に『木喰―庶民信仰の微笑仏 生誕二九〇年』(共同監修、東方出版)、『円空仏入門』『木喰仏入門』(以上まつお出版)などがある。