日本の幻獣図譜

大江戸不思議生物出現録

湯本 豪一 著

価格
2,530円(税込)
刊行
2016年07月
ISBN
9784808710590
Cコード
0039
判型
B5
ページ数
160

内容



ミイラや骨が残され、実際に「いる」と信じられていた不思議な生き物を「幻獣」という括りでとらえる著者が、河童や人魚、鬼といったお馴染みから異形の予言獣まで、江戸時代に出現した多様な幻獣を図版付きで紹介。

目次

序―幻獣とは

地の章
 鬼
 角を持つ幻獣たち
 蛇・奇獣
 地の予言獣
  アマビコ/クタヘ/件

・特集 「予言獣」―資料から見えてくるもの

 column もうひとつの鬼骨寺
平賀源内も見た天狗の髑髏
 close up 鬼伝説―酒呑童子と茨木童子
     アマビコ考

水の章
 河童
  水虎図説/河童考 
 河童信仰
 河童の妙薬
 人魚
 海の予言獣
  神社姫 
 吉祥魚
  豊年魚
 奇獣ほか
・特集 幻獣ミイラ狂想曲―ミイラをとりまく人々

 column 河童の呼称
河童のことわざ・慣用句
八百比丘尼伝説
2色刷の同図
 close up ミイラの真贋をさぐる

空の章
 天狗
 龍
 雷龍・雷獣
  雷龍/雷獣 
 空の予言獣
 怪鳥
  鵺 

 close up 新聞でも報じられた天狗の詫び状

集の章
 幻獣’図鑑’
  幻獣尽くし絵巻/怪奇談絵詞/大阪妖怪画壇

・特集 『山海経』の影響―日本版の普及

 column 有名な怪異談のひとつ 本木村の幻獣

結 近代にも’生き続けた’幻獣

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著者プロフィール