かわいいジャポニスム

沼田英子 著

価格
1,980円(税込)
刊行
2017年10月
ISBN
9784808710910
Cコード
0070
判型
A5
ページ数
120

内容

19世紀末、北斎や広重に代表される浮世絵をはじめ、さまざまな日本の美術に色濃く影響を受けた西洋の芸術が生まれ「ジャポニスム」と呼ばれて人気を博しました。本書では、西洋の芸術家が魅了された日本独自の美意識のなかから「かわいい」という感性に脚光をあてました。ジャポニスムの作品のなかで特に「かわいい」と感じられるものを鑑賞しながら、日本と西洋という二つの文化の交流を実感できる一冊です。

目次

序章 日本への憧れから
第1章 暮らしのなかの「かわいい」
第2章 身近な「かわいい」生きもの
第3章 「かわいい」草花を愛でる

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著者プロフィール

沼田英子 著

東京生まれ。東京藝術大学美術学部大学院修士課程修了。英国イーストアングリア大学美術史学部大学院修了。横浜美術館主席学芸員を経て、現在、昭和音楽大学教授。担当した主な企画展覧会に「世界を編む展」(1999)、「小島烏水 版画コレクション 山と文学、そして美術」(2005)、「メアリー・カサット展」(2016)、「ファッションとアート 麗しき東西交流」(2017)など。著書に『小島烏水 西洋版画コレクション(横浜美術館叢書 8)』(有隣堂、2003)、『かわいいジャポニスム』(東京出版、2017)など。