典雅と奇想

明末清初の中国名画

板倉 聖哲 , 実方 葉子 , 野地 耕一郎 編

価格
2,420円(税込)
刊行
2017年11月
ISBN
9784808710996
Cコード
0071
判型
B5
ページ数
120

内容

異民族支配による王朝交替という歴史の激動期を生きた画人たちのそれぞれの人生に思いをはせながら、国内屈指(=世界最高水準)のコレクションを鑑賞する。同名の展覧会(裏面参照)の公式図録を兼ねた書籍です。

目次

緒言

明末清初の名画、鑑賞のためのキーワード

1 文人墨戯―花卉雑画の可能性
  徐渭/陳遵/馮可宗

2 明末奇想派―その豊饒な造形世界
  董其昌/趙左/米万鍾/呉彬/丁雲鵬/張瑞図/王建章

3 都市と地方―江南の都市間の交流のなかで
  詹景鳳/李士達/張宏/邵弥/盛茂燁/藍瑛/徐枋

4 遺民と弐臣―文人たちの生き方の選択
  黄道周/?賢/倪元?/楊文?/王鐸/周之?/許友/傅山/程正揆

5 明末四和尚―「我法」、個性の表出
  漸江/石溪/石濤/八大山人

6 清初の正統派、四王呉惲―「倣古」を理念として
  王時敏/王原祁/王?/呉歴/惲寿平

コラム1 住友コレクションの「明末清初」
コラム2 八大山人《安晩帖》をめぐって

生きつづける明末清初―近代日本における受容をめぐって

巻末資料
1 もっと知りたい! 明末清初画人伝
2 理解を深めるための基礎知識
3 関連歴史年表
4 関連歴史地図

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著者プロフィール