■ジュエリー・アクセサリーを中心にヨーロッパの宝飾芸術を時代・様式ごとに解説。ジュエリー史に残る名品にふれながら、素材や技法などの見方を伝授する。ティファニーやルネ・ラリック、カルティエ、ファベルジェなど稀代の天才たちの逸品も登場。人類が宝飾という美の創造に傾けた情熱とエネルギーに圧倒される。
■とりあげる時代と様式＝古代エジプト／エトルリア／ケルト／スキタイ／ビザンチン／中世／ルネサンス／バロック／ネオクラシズム／ジョージアン／ヴィクトリアン／モーニング／ジャポニスム／アーツ＆クラフツ／アール・ヌーヴォー／エドワーディアンほか

第１章 ヨーロッパ宝飾芸術の源流〈古代エジプト──ケルト〉古代エジプト
メソポタミア
古代ギリシャ-クレタ、ミケーネ
エトルリア
スキタイ
ケルト
アングロサクソン
ヴァイキング
騎馬民族の世界
コラム・年表：文明と民族の興隆
第２章 古典期から近世へ〈ヘレニズム──新古典主義〉
ヘレニズム時代
古代ローマ
ビザンチン
中世-1
中世-2
ルネサンス-1
ルネサンス-2
マニエリスム
バロック
ネオ・クラシシズム
ダイヤモンドのカットの歴史
コラム・様式と芸術運動 1.古代-近世
第３章 ヨーロッパ近世以降とアメリカ〈第一帝政の時代-──ジャポニズム〉
第一帝政期-ナポレオン時代
ジョージアン
センチメンタリズム
ヴィクトリアン-1
第二帝政期
歴史主義という名の模倣
ヴィクトリアン-2
カステラーニ一族
奇々怪々な素材たち
モーニング・ジュエイリーの奇怪さ
ベル・エポック-1
ベル・エポック-2
第三共和制とフランスの愚挙
アメリカからの新風-ティファニー
ジャポニズム
照明と宝石の関係
コラム・様式と芸術運動 2.近代-現代
第４章 19世紀末から第二次世界大戦〈アーツ・アンド・クラフツ──アール・デコ〉
アーツ・アンド・クラフツ
アール・ヌーヴォー
真の天才-ルネ・ラリック
ロシアの栄華-ファベルジェ
エドワーディアン
プラチナの登場
商売上手のカルティエ一族
アール・デコ
女性の実用小物
第５章 ２１世紀へ
現代の天才たち
誕生石の裏話
巻末資料
ジュエリーの専門用語
美術館ガイド