田渕俊夫 京都を描く

感動を表現する日本画の技法

田淵 俊夫 著

価格
3,300円(税込)
刊行
2008年04月
ISBN
9784808708450
Cコード
0071
判型
A5
ページ数
240
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内容

■本書は好評を博した『田渕俊夫の日本画技法─感動を表現する』(1997年刊行)を、よりコンパクトで読みやすい体裁に作りかえ、新たに写真40点余やコラムを増補し、材料解説・略年譜などをさらに充実させたものである。
■内容は、京都の四季をテーマに描いた《京洛心象》50号の連作12点の制作過程を、スケッチから完成に至るまでを克明に記録しており、各所に独自の描き方の工夫や画材についての知識が散りばめられている。写真を眺めているだけでも飽きない、美しく見どころ満載の技法書となっている。
■収録写真は430点余り。実際の個展にむけて制作が進められる過程がドキュメント的に展開する。時には思い通りにいかなかったり、冷や汗をかいたりといった、本来は人に見せたくない苦しい場面も包み隠さず収録されており、著者の日本画に対する考え方にも触れられる。“京都の十二か月”というテーマの中で、季節ごとに違った感動をそれぞれ異なる技法・画材を選択して描いていく模様が丁寧に綴られている。
■著者は、東京藝術大学の文化財保存学日本画研究室で長年にわたり伝統絵画の保存修復と継承に携わり、『図解日本画用語事典』(小社刊行)の監修にも関わった。日本古来の画材に対する造詣が深く、画家としても常に「この感動はどの絵具を使えば表現できるかと、日本画という素材で考える」と語る。随所に記される絵具、紙、墨、道具などへのこだわりは、この著者ならではのものである。
■日本画の初級・中級者が画材や技法を学べるものであると同時に、一般読者にとっても“感動を表現する”過程を追体験できる見応えある制作ドキュメントとして楽しめるものとなっている。

目次

はじめに
作品
  〈京洛心象 白暮〉一月 銀閣
  〈京洛心象 淡雪〉二月 八坂
  〈京洛心象 浅春〉三月 伏見
  〈京洛心象 爛漫〉四月 円山公園
  〈京洛心象 青葉〉五月 高山寺
  〈京洛心象 緑煙〉六月 大沢池
  〈京洛心象 瀬音〉七月 貴船
  〈京洛心象 煌煌〉八月 大文字
  〈京洛心象 秋韻〉九月 神護寺
  〈京洛心象 雲湧〉十月 高雄
  〈京洛心象 深秋〉十一月 紅葉
  〈京洛心象 冬詩〉十二月 清水寺
制作ドキュメント
  〈京洛心象 白暮〉一月 銀閣
  〈京洛心象 淡雪〉二月 八坂
  〈京洛心象 浅春〉三月 伏見
 [コラム]京都の四季(一)春
  〈京洛心象 爛漫〉四月 円山公園
  〈京洛心象 青葉〉五月 高山寺
  〈京洛心象 緑煙〉六月 大沢池
 [コラム]京都の四季(二)夏
  〈京洛心象 瀬音〉七月 貴船
  〈京洛心象 煌煌〉八月 大文字
  〈京洛心象 秋韻〉九月 神護寺
 [コラム]京都の四季(三)秋
  〈京洛心象 雲湧〉十月 高雄
  〈京洛心象 深秋〉十一月 紅葉
  〈京洛心象 冬詩〉十二月 清水寺
 [コラム]京都の四季(四)冬
田渕俊夫の材料解説
田渕俊夫略年譜

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著者プロフィール