新刊

フィンセント・ファン・ゴッホ

旅のための作品集

圀府寺 司 

価格
3,520円(税込)
刊行
2026年07月
ISBN
9784808713560
Cコード
0071
判型
A4
ページ数
192

内容

19世紀後半の画家ファン・ゴッホが、母国オランダや、青春の地フランスを描いた風景画を中心とする画集。1世紀以上が経過した今も残る原風景やその業績を今へと伝える美術館を紹介しながら、作家を巡る旅へ誘う。

目次

  ・チチェローネ cicerone または旅への誘い
  ・ファン・ゴッホの傑作を巡る旅 原風景と作品を求めて

序章 パリ 挫折のち栄光への旅のはじまり
第1章 南仏・アルル 南仏で見た「日本」の夢
第2章 サン・レミ・ド・プロヴァンス 精神療養所への入院 発作の合間の制作
第3章 オーヴェール・シュル・オワーズ 最後の輝きを放った終焉の地
終章 絵の終の棲家を巡る 画家没後の作品への旅

  【コラム】
  ・パリで遭遇した浮世絵の衝撃……そして南仏へ
  ・「日本」としての南仏、「耳切り事件」とユートピアの崩壊
  ・明暗の分かれ始めた兄弟の人生
  ・日本人のオーヴェール巡礼とガシェ家の芳名録
  ・重い遺志を引き継いだ陰の立役者たち
  ・大富豪エミール・ビュールレの遺産、死の商人が築いた美の宝庫

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著者プロフィール

圀府寺 司 

1957年、大阪府生まれ。大阪大学文学部(西洋美術史専攻)卒業。1981〜88年、アムステルダム大学美術史研究所に留学し、文学博士を収得。オランダ・エラスムス財団よりエラスムス研究賞を受賞。広島大学総合科学部助教授、大阪大学文学研究科(美術史)教授を経て同名誉教授。2004〜5年、ワルシャワ・ユダヤ歴史博物館研究員。著書に、『ファン・ゴッホ 自然と宗教の闘争』(小学館、2009年)、『ゴッホ 日本の夢に懸けた芸術家』(角川文庫、2010年)、『ああ、誰がシャガールを理解したでしょうか? 二つの世界間を生き延びたイディッシュ文化の末裔』(編著、大阪大学出版会、2011年)、『「ゴッホの夢」美術館 ポスト印象主義の時代と日本』(編著、小学館、2013年)、『ユダヤ人と近代美術』(光文社新書、2016年)、『ファン・ゴッホ 巡りゆく日本の夢』(「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」公式学術版カタログ、青幻舎、2017年)、『ファン・ゴッホ生成変容史』(三元社、2023年)など、訳書に『ファン・ゴッホの手紙Ⅰ・Ⅱ』(新潮社、2020年)がある。