ターナー作品集
風景をめぐる7つのアプローチ
- 価格
- 3,960円(税込)
- 刊行
- 2026年10月
- ISBN
- 9784808713638
- Cコード
- 0071
- 判型
- A4
- ページ数
- 192
内容
山や川、海、そして、大気や光、さらには人間や社会など、すべての「自然」を画面にとらえ続けた英国の画家、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775-1851)。本書は、ターナー自らが企画・出版した版画集『研鑽の書(Liber Studiorum)』(1809-19年刊行)において画家自身が分類した6つのカテゴリー、歴史[H]、山景[M(S)]、牧歌[P]、高雅な牧歌[EP]、海景[M]、建築[A]、これらを軸としてターナー芸術を紐解くことを目指した1冊。『研鑽の書』の制作以降に新たに取り組んだ主題やスタイルが表現される作品も加え、計7つの切り口から、油彩、水彩、版画と多彩な作品を紹介し、ターナーの豊かで複雑な芸術性に迫る。『研鑽の書』の版画作品を紹介するパートでは、その下絵や素描、主題を同じくする水彩・油彩の作品も掲載。ターナーの風景画への多角的なアプローチを堪能できる充実の内容。
(※価格は予価となります)
目次
はじめに
序章(ターナーの芸術/『研鑽の書』——版画による「風景画論」)
Chapter 1 H[Historical] 歴史的風景
Chapter2 M[Mountainous] 山景
Chapter 3 P[Pastoral] 牧歌的風景
Chapter 4 EP[Elevated Pastoral] 高雅な牧歌的風景
Chapter 5 M[Marine] 海景
Chapter 6 A[Architectural] 建築風景
Chapter 7 Modern World 近代社会を生きる
終章(時代の変化とともに絶えず新たな解釈を呼び込む画家)
*COLUMN
・表現メディアとしての版画
・メゾティントをめぐる実験── 『小さな研鑽の書』
ターナー関連地図
年譜
作品索引/主要参考文献
著者プロフィール
神奈川県藤沢市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。法政大学キャリアデザイン学部教授。専門はロマン主義からヴィクトリア朝までを中心とするイギリス美術史。主な著書に『ジョン・エヴァレット・ミレイ:ヴィクトリア朝 美の革新者』、『もっと知りたいラファエル前派』、『もっと知りたいターナー改訂版』(以上、東京美術)、監修・執筆に『ラファエル前派 英国ヴィクトリア朝絵画の夢』展図録、『テート美術館所蔵:コンスタブル展』図録(以上、朝日新聞社)、共著に『ヴィジョンとファンタジー:ジョン・マーティンからバーン=ジョーンズへ』(ありな書房)、『ロンドン:アートとテクノロジー』(竹林舎)など。主な訳書にサム・スマイルズ『ターナー:モダン・アーティストの誕生』(ブリュッケ)、ウィリアム・ゴーント『ターナー』(西村書店)など。
