ヴィルヘルム・ハマスホイ 静寂の詩人

萬屋 健司 著

価格
2,530円(税込)
刊行
2020年01月
ISBN
9784808711474
Cコード
0071
判型
B5
ページ数
144

内容



選りすぐりの86点を掲載した日本初の本格的画集。
ハマスホイは、近年欧米や日本で回顧展が開かれ再評価の気運が高まっているデンマークの画家。他の追随を許さない、静謐な詩情溢れる芸術世界を、長年ハマスホイを追いつづけ、2020年開催の回顧展を企画・構成する研究者が紹介。

目次

[目次]
はじめに 「一枚のハマスホイ」
灰色と白のパレット
Ⅰ 1885-1891:灰色の革命
Ⅱ 1891-1898:模索と展開
  ハマスホイと同時代のデンマーク絵画① スケーイン派とP.S. クロイア
Ⅲ 1898-1908:風景、建築、人物
  ハマスホイを知る/ヴィルヘルムと家族の物語
1898-1908:ストランゲーゼ30番地
  ハマスホイと同時代のデンマーク絵画② 19世紀末コペンハーゲンの室内画
Ⅳ 1908-1916:古い部屋を求めて
  ハマスホイを知る/イギリスの友人

ヴィルヘルム・ハマスホイ 年譜/関連地図/ストランゲーゼ30番地の住居平面図掲載作品索引/引用文献・一次資料一覧

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著者プロフィール

萬屋 健司 著

旧大阪外国語大学卒業、大阪大学大学院博士前期課程(西洋美術史)修了、同大学院博士後期課程単位取得退学。2004-05年、2006-08年、コペンハーゲン大学、同大学院に留学。2009年より山口県立美術館勤務。専門領域はデンマークを中心とする19世紀北欧美術。「ハマスホイとデンマーク絵画」展(2020年)を企画。「ヴィルヘルム・ハンマースホイ─静かなる詩情」展(2008年)図録の一部執筆、翻訳のほか、共著に『ローマ─外国人芸術家たちの都』(竹林舎、2013年)、訳書に『別冊太陽 デンマーク家具─時を超える魅惑のモダン・デザイン』(平凡社、2014年)など。また山口県ゆかりの洋画家、香月泰男、松田正平の展覧会を企画、担当。